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最近新しく取り扱いを始めました新素材のご紹介です。

ポルトガル・A.Castro&Filhos社（カストロ＆フィルホス社）の定番素材。

ベビーバッファローレザーをタンニン鞣しした後、自社工房で箔を貼っています。

開発当初はイタリアで箔を貼っていましたが、素材の強度を高めるため昨年より自社工場で全工程を行い、長時間使用後も剥がれの心配はなく美しい光沢を保ちます。

原皮は中ヨーロッパ産。

カストロ＆フィルホス社は1944年設立。3代にわたり営業を続けており、当初はポルトガルおよびスペインの屠殺場から牛、ゴート、羊の原皮を仕入れ、加工せずに国内販売、イングランド、フランス等に輸出していました。

現在の3代目になってから事業を拡大して原皮だけでなく、クロム、タンニン鞣し等幅広い製法で豊富な種類の革を卸売するようになりました。

馬革がメインですが、バッファロー、ゴートなども展開しています。

2010年からヨーロッパ、アフリカ、アメリカ等に販路を拡大し日本での展開は初となります。

（2023年資料より）

経年変化は吟面にクリアの層がある為、あまり色の変化はなく艶が出る感じです。

またそのクリアの層のおかげで水を弾くので多少の水分がかかってもすぐに拭き取っていただければほとんど影響はありません。（床面は染み込みますのでご注意ください。）かなり強めに擦っても銀箔が剥がれることがなく、もし傷がついて地肌のベビーバッファロー革が露出してもそこから一気に銀箔が剥がれることはありません。（少しずつ削れていくことはあります。）扱っている革の中では一番強度は高い革です。

お手入れは一度濡らして固く絞った柔らかい布で拭いていただくと透明感が増しキレイになります。